正義の味方 Deadline Murder …雑誌社の用心棒のロイ・テニーは、社長の記事に恨みを抱く被害者から殺人を次々と依頼される。合計35,000ドル。ある日、手紙の口述筆記に呼ばれた社員が、社長に襲われそうになった。思わず彼女が社長を突き飛ばすと、社長は頭を打って、あっけなく死んでしまった。依頼料がほしいテニーは彼女を殺人罪から守るため、見知らぬ男の犯行に仕立てることにする。しかし、彼女が台所でコーヒーを入れている間に社長は息を吹き返した。テニーは、そばにあった火かき棒で社長を殴る。
政治の道は殺人へ Politic Is Simply Murder …下院議員に立候補しているフレデリックがゆすられている。フレデリックの妻のハーマイオニーは殺し屋のロドニーにゆすり屋のエドマンドの始末を依頼する。そして、別の場所でフレデリックからハーマイオニーを殺してほしいと言われる。エドマンドの家に仕事に行ったロドニーはエドマンドが二週間前にすでに死んでいることを未亡人のマデレインから教えられる。その夜、テレビの公開討論で大失態を演じたフレデリック。翌朝、ハーマイオニーはロドニーのところへフレデリックの殺人を依頼に行く。フレデリックの殺人を五万ドルで引き受けたロドニーは、首尾よく約束を果たす。翌日、約束の五万ドルを待っていたロドニーの元へハーマイオニーとマデレインがやってくる。ハーマイオニーは、自分の夫を政治家にしたいのでロドニーに結婚を迫る。そして、ロドニーは、今、ゴルフを楽しんでいる。
今から10分間 Ten Minutes from Now …美術館の絵を盗もうと思った泥棒の二人。一人が爆弾を持っているふりをして市庁舎に警察を集めておいて、もう一人が絵を盗み出すという方法を使った。
動かぬ証拠 Shatter Proof …妻が雇った殺し屋に殺されそうになった男は、殺し屋の指紋のついたグラスを金庫にしまってあるといって、殺人を依頼した妻を逆に殺させることにする。
フェアプレイ Fair Play …お互いを殺したい夫婦がいる。互いに疑心暗鬼になっている。食べ物には注意が必要。夫は氷に毒を混ぜて妻を殺した。しかし、その妻は傷薬に毒を入れておいたので、髭剃りの傷に薬を使った夫も死んでしまった。
殺人はいかが? Anyone for Murder? …ある大学教授が殺人をほのめかす広告を出した。殺人を依頼して来た人物の名前を知りたがる巡査部長。また、殺し屋は、手数料を払うということで依頼人の名前を知りたがる。心理学の研究のためだったが、妻が浮気をしていて、自分を殺そうとしているのを知った教授は、殺し屋に協力しようと…。
三階のクローゼット The Third-Floor Closet …大金持ちの家の家政婦が心臓発作で死んだ。そして、屋敷の三階のクローゼットから主が見つかった。最初、主は家政婦に虐待されていたと言った。しかし、彼は、クローゼットの中が一番落ち着く場所で、一日のほとんどをその中で過しているという。庭仕事が好きな警察官は、家政婦の後を引き継いだ。
カーデュラと盗癖者 Cardula and the Kleptomaniac …たいした価値はないがその人にとっては思い入れのある品を盗む人物がいる。兄を殺された妹は犯人を見つけて復讐したかった。犯人探しに失敗した妹は、カーデュラに依頼する。四人の疑わしい人物からカーデュラは一人を怪しむ。カーデュラは依頼人を殺人者にしたくなかったので盗癖者を殺した。
カーデュラ野球場へ行く The Return of Cardula …泥棒の二人が野球場に忍び込んだ。一人がロッカールームに入り、もう一人は見張り役だ。ところがロッカールームに入った泥棒はピストルで撃たれて死んでしまった。最後に「雪がない NO SNOW」を言う言葉を残して。犯人はまだ若いマンスンという選手で事故だったという。相棒を殺された依頼人は彼を許すことにする。
カーデュラと昨日消えた男 Cardula and the Briefcase …二人組の泥棒がいる。カーデュラは、相棒が盗みに入った部屋で殺されたらしいので調べてほしいと依頼を受ける。二人が行った部屋をカーデュラが調べていると、電話が鳴る。殺されたはずの泥棒が20万ドル分の偽札を盗んだという。彼は、カーデュラを部屋の住人と間違えて、1万ドルで取引しようという。電話が切れた後、しばらくするとカーデュラ好みの女性が入ってきて、部屋が盗難にあったことを知る。カーデュラは取引場所へ行くと、あっという間に泥棒の相棒を気絶させて、盗まれた偽札を奪う。依頼人に相棒が見つかったことを告げ、偽札の持ち主の女性に電話をして取引を申し出る。犯罪から足を洗わせる為に。
未決陪審 Hung Jury …殺人事件の裁判で無罪の評決をした陪審員が三人殺された。ターンバックル部長刑事は話を聞いているうちに、犯人はある印を残していったことがわかった。その後その裁判の裁判長が死んだという話が出てきた。なんとその人物の名前が犯行現場に残されたしるしと一致する。そのうえ彼は、有罪と信じていた。意外なところから事件が解決したが、そっとしておくことにする。
二十三個の茶色の紙袋 The 23 Brown Paper Bags …モーテルの一室で殺人事件があった。被害者の車の後部座席から23個の茶色の紙袋が見つかった。袋には、それぞれ石鹸が一個ずつ入っており、それぞれ別の店のレシートもあった。ターンバックル部長刑事は20ドルの偽札を使うために石鹸を買ったのだと考えた。また被害者は偽名で泊まっていた。そこへ被害者の姪が尋ねてきたことがわかる。犯人は姪ではないかと思うが、確かな証拠がない。実は、被害者はボーイスカウトの隊長でレシート集めが趣味の少年のためにレシートを集めていた?
殺し屋を探せ Murder Off Limits …五ヶ月の間に四人の女性が殺された。被害者の共通点を探しているうちに、夫が同じゴルフクラブの会員であることがわかった。そのゴルフクラブへターンバックル部長刑事は捜査に向かった。そこで客たちの会話から殺し屋が依頼人を見つけているのではないかと考えた。実際、バーテンダーが客の話から仕事とになりそうな客を見つけ、殺し屋に情報を流して報酬を山分けしていた。
ダイアルAを回せ Dial an Alibi …裕福な男が拳銃で自殺した。ターンバックル部長刑事は、被害者の姪と一緒にいる被害者の遺言執行者が怪しいと思った。被害者は悩み事相談に電話をしていたらしいが、どうやらそれは別人だったことがわかる。しかも、その人物は借金で首が回らなくなり、多額の財産を相続することになっている姪と結婚することを考えている被害者の遺言執行者であることがわかった。
グリッグスビー文書 The Griggsby Papers …バックル殺人課部長刑事は、市長の息子を飲酒運転の容疑で逮捕したため、25年以上前の未解決の殺人事件の記録を見直す仕事をすることになった。ある事件に目が留まった。1863年のサミュエル・ニコルスン殺人事件の記録だ。1863年5月17日早朝もしくは前日の深夜にジュリアス・ダービー邸宅で殺された。その書類を書いたのは、グリッグスビー保安官だった。部長刑事は警察博物館に保管されているこの殺人事件の証拠品のボウイナイフを調べた。そのナイフの柄に一組の指紋が残されていた。殺害場所はジュリアス・ダービー・ハウス博物館になっていた。そこへ行って、事件の調査のためといい、倉庫にあるグリッグスビーの日記を見せてもらうことにする。日記のほかに手紙もあった。その手紙には封蝋がついていて、ボウイナイフに残っていたのと同じ指紋がついていた。その指紋はダービー家のメイドのケイト・オライリーのもので、アーティマス・グリッグスピーと結婚した。ニコルスン医師は、女性に手が早かったので、ケイトは結婚できないと告げられたとき、見境なく相手を刺し殺したのではないか。部長刑事はそう推理した。
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